ファミリーマートは28日、2014年夏以降、全国のファミリーマート500店舗に、次世代自動車(電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV))向けの急速充電器を順次設置すると発表した。

同社は現在、急速充電器を34店舗に設置(2014年4月時点)している。このたび、政府による「次世代自動車充電インフラ整備促進事業」の補助制度、および自動車メーカー4社(トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、三菱自動車工業)による充電器の購入費、設置工事費、維持費に関する支援制度の機会を最大限活用し、設備を拡充することにしたという。

同社は2012年10月より、ジャパンチャージネットワークと共同で急速充電器の設置、運用を行っており、今回もジャパンチャージネットワークと連携し、設置を進めていく。なお、現在運用されている急速充電器の利用には、ジャパンチャージネットワークへの会員登録が必要だが、非会員による充電も行えるとのこと。

今後新たに設置する約500基を含む全ての急速充電器は、自動車メーカー4社が将来設立する会員制充電サービス運営組織による新たな充電サービスが開始された場合、サービス内容や料金形態などが新充電サービスに移行される予定だ。

設置イメージ(左)と認証器・急速充電器イメージ(右) (出典:ファミリーマートWebサイト)

同社は、急速充電器の設置店舗を拡大することで、EVやPHEVの普及を支援し、低炭素社会の実現に貢献していくとしている。