映画『テルマエ・ロマエII』の初日舞台あいさつが26日、都内で行われ、キャストの阿部寛、上戸彩、北村一輝、宍戸開と武内英樹監督、原作者のヤマザキマリが出席した。

左から、北村一輝、阿部寛、上戸彩、宍戸開

ヤマザキの同名漫画を実写化した本作は、2012年に公開された映画『テルマエ・ロマエ』に続く完結編。古代ローマの浴場設計技師・ルシウス(阿部)は、浴場建設のアイデアに悩み、再び現代日本へタイムスリップする。"平たい顔族"の真実(上戸)らに再会したルシウスだったが、ローマ帝国分断の危機に巻き込まれていく――というストーリーで、映画は全国公開中。

興行収入59.8億円を突破した作品の続編公開に、主演の阿部は、「みなさんにお返しするつもりで真剣に作った。お湯に浸かるような気持ちで観に来てほしい」と胸を張ってアピール。また、春らしいドレスで登場した上戸が、「今日は北村のおっちゃんがいるので、阿部さんの目がキラキラしてる。さっきも裏でバトルをしてました」と笑顔を向けると、2人は、「ヒゲを剃って薄くなったと思ってるけど、親しみ感じるくらい顔が濃い」(阿部)、「阿部さんはヒゲが生えてお焦げみたい」と言い合って、観客の笑いを誘っていた。

イベントでは、"日本一お風呂が似合う俳優・女優"を観客の拍手で決める企画も行われたが、「なんかつまらなそう…」と一蹴していた上戸が1位に決まり、「本当にうれしい~! 新聞にステキな記事が載りそう」と一転して大喜び。上戸は、阿部との混浴シーンのために、ロケ地にジムグッズを持ち込んだそうだが、「綺麗な背中にしようと思ったけど、"濃い顔族"の3人がいつもジムで鍛えてたので遠慮しました」と明かすと、阿部は撮影シーンを振り返り、「イヤらしい気持ちで見てました」とぶっちゃけていた。

続けて、上戸の提案で"日本一濃い顔の俳優"決定戦も行われ、前作公開時に優勝した北村に阿部が僅差で勝利。前回の敗退について、「全然悔しくありません! 横綱には勝てない」と言い放っていた阿部は、結果に不服そうな顔を見せるも、上戸から「これからも、その顔力で共演できることを楽しみにしています」と祝福されてニンマリ。また、公開日の4月26日が「テルマエ・ロマエ よい風呂の日」として日本記念日協会から正式認定されたことも発表され、阿部は「意味が分かんない(笑)」と戸惑っていた。