日本最大級の動画サービス「niconico」の超巨大イベント「ニコニコ超会議3」が、27日まで幕張メッセで開催される。今年の鉄道ブースは、「向谷実 Produce 超鉄道縁日」として、各種イベントや鉄道グッズ販売を実施している。
「ニコニコ超会議3」の開催に先立ち、今年も24系ブルートレイン「ニコニコ超会議号」の特別運行が行われ、一夜かけて大阪~上野間(長岡経由)を走行。向谷実氏(音楽プロデューサー、音楽館代表取締役)や野月貴弘氏(SUPER BELL''Z)も同行した。
ニコニコ生放送での「ミノル寝たの?」のコメントに、「4時間くらい寝ましたね」と向谷氏。幕張に到着した後、「ごはん食べながら昏倒しました(笑)」とも話していた。一方の野月氏は、「今年はすごかった。僕もついに長岡駅まで起きて、機関車交換まで見てしまいました」と振り返った。
「超鉄道縁日」のステージでは、ホリプロマネージャーの南田裕介氏も加わり、久野知美さんの司会で、「鉄道バラエティショー」を開催。ニコ生のアンケート機能を利用し、鉄道関連の二者択一問題で50対50をめざす企画「鉄道フィフティー・フィフティー」も行われた。途中、「青春18きっぷで行きたい路線」の質問で盛り上がり、山陰本線、函館本線、土讃線、肥薩線など、全国の風光明媚な路線名も登場。そんな中、高山本線を「高山本戦」と打ち間違えるミスもあり、「やる気だw」「戦うのかw」と視聴者からもツッコミが。
続いて行われた「東京メトロ 部品オークション」では、鉄道ファン垂涎のアイテムが続々登場。千代田線6000系の側面幕や、東西線05系の側面幕・前面幕、銀座線01系の前面幕、さらに最近廃車になったという銀座線01系(第38編成)の車両番号も出品された。
人気のアイテムでは、参加者同士がお互いに譲らずデッドヒートを繰り広げる場面もあり、「だんだん胸が痛くなってきた……」と向谷氏も漏らすほど。一方、参加者の中には、「1万5,000円!」「8,590円!」「9,100円!」など、鉄道車両の形式にちなんだ価格を叫ぶ人も。最終的に各アイテムとも2~4万円程度で落札されていた。
この日はその他、「くずはモール」(京阪電車樟葉駅そば)内の施設「SANZEN-HIROBA」からの生中継も実施し、「デジタル動態保存」されている旧3000系特急車(3505号車)のデモ走行が行われた。27日には、阪急電鉄による「レアものオークション&1000系グッズプレゼント」や、京急電鉄による「『超○○駅!?』あなたが好きな駅名?を命名しよう&みんなで信号機講習会」などのイベントも開催予定だ。
「向谷実 Produce 超鉄道縁日」では、東京メトロ、京急電鉄、京阪電気鉄道、阪急電鉄、JR九州、気まぐれ鉄道ぶらり旅、音楽館の7社が出展し、オリジナルグッズの先行販売・限定販売が実施されている。27日の「ニコニコ超会議3」開催時間は10~17時。