電子情報技術産業協会(JEITA)は25日、2014年3月および2013年度通年(4~3月)のPC国内出荷実績を発表した。2013年度通年で、過去最高の実績となる出荷台数1,210万台、出荷金額9,263億円を記録した。

JEITA発表資料「2014年3月パーソナルコンピュータ国内出荷実績」

2014年3月の出荷台数は前年比120.8%の164.2万台で過去最高の実績となった。タイプ別の内訳は、デスクトップPCが同133.6%の49.8万台、ノートPCが同116.0%の114.4万台だった。出荷金額は前年比140.7%の1,312億円。そのうち、デスクトップPCは同150.4%の379億円、ノートPCが同137.1%の933億円だった。

2013年度通年(4~3月)の出荷台数は前年比108.6%の1,210.9万台、出荷金額は同116.5%の9,263億円と過去最高を記録した。出荷台数の内訳は、デスクトップPCが同121.1%の366.1万台、ノートPCが同103.9%の844.8万台だった。出荷台数は4年連続で1,000万台を超えた。

通年では過去最高の実績となった2013年度のPC出荷だが、4月の前年比30%超ダウンにはじまり、第1四半期(4~6月)までは前年比二桁ダウンの低調ぶりだった。

それでも法人の買い替え需要が堅調で、7月には9カ月ぶりに前年実績を上回る潮目を迎えた。以降3月までWindows XPのサポート終了に向けたリプレースも進み、10~3月の成長率は6カ月連続で前年比二桁増となった。

この統計の参加企業は、アップルジャパン、NEC、オンキヨー、セイコーエプソン、ソニー、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、ユニットコム、レノボ・ジャパンの計11社。