三井不動産と日本郵便は、「札幌三井JPビルディング」内の商業施設部分の名称を「赤れんが テラス(Akarenga TERRACE)」とし、8月28日に開業することを発表した。
名所「赤れんが庁舎」と一体に
同施設が位置する道庁周辺エリアは、札幌中心部において歴史性を感じることができる貴重なエリアとなっている。明治21年(1888)に建築された国指定重要文化財である「赤れんが庁舎」をはじめとし、樹齢100年を超える29本のイチョウ並木や、「札幌市北3条広場」(現在整備中)に敷かれた現存する最古の木塊(もっかい)舗装などが存在する。
同施設は、こうした「赤れんが庁舎」をはじめとする近隣の観光資源と一体となり、同エリアとともに発展していけるように、という思いから「赤れんが テラス(Akarenga TERRACE)」と名づけられた。そのほかにも、新たに整備される「札幌市北3条広場」や「赤れんが庁舎」を一望できる展望室などの周辺環境を生かし、豊かな時間を過ごせるテラスのような心地の良い施設でありたい、という想いもこの名称に込められている。
また、れんが色を貴重とした同施設のロゴマークは、れんがブロックとテラス空間を象徴する四角形に遠近感を持たせ、ゆとりある広がりを表現している。なお、出店テナントなどの発表については、5月26日を予定している。