ベリトランスは三井住友カードと連携し、24日、海外のインターネットユーザーが自国通貨建てでクレジットカード決済できる「多通貨決済サービス」を日本国内のEC(電子商取引)事業者に対し提供開始した。
書籍・音楽・ゲームなど日本のECサイトを利用する海外ユーザーは、昨今増え続けているという。同サービスは、海外ユーザーの利便性を考慮し、外貨によるクレジットカード決済の導入を希望する日本のEC事業者向けに提供する決済サービス。世界16通貨に対応していて、EC事業者は同サービスを利用することで、自社サイトの幅広い海外ユーザー層にあわせた外貨での決済の導入が可能となるという。また海外ユーザーは、為替の変動などを気にすることなく、自国通貨で表示された金額で買い物を楽しむことができるとしている。
機能
16通貨によるクレジットカードでの現地通貨決済サービス
対応カードブランド
- Visa/MasterCard
レート
- 多通貨決済サービスを利用して決済を行った売上代金は、三井住友カードが、対応カードブランドの定めるレートにより外貨を日本円に転換し、ベリトランス経由で円建てでEC事業者(加盟店)に支払われる
なお、ベリトランスは、パピレスに多通貨決済サービスの提供をすでに開始していて、パピレスの提供する海外ユーザー向けマルチデバイス対応電子書籍サイト「電子貸本Renta!」(英語版)では、3月26日よりクレジットカードによるドル決済が可能となったという。
ベリトランスと三井住友カードは、今後も両社で協力し、決済サービスの機能拡充を図るとともに、海外ユーザーやEC事業者の新たなニーズに即応し、業界を牽引するべく努めていくとしている。