女優の米倉涼子が、深町秋生著『アウトバーン』を原作とする今夏放送のフジテレビ系スペシャルドラマ『アウトバーン~組織犯罪対策課 八神瑛子~』(仮)で主演を務め、破天荒な"マル暴"の女刑事・八神瑛子を演じることが、このほど明らかになった。

"マル暴"の女刑事を演じる米倉涼子

米倉演じる八神瑛子は、上野中央警察署の組織犯罪対策課、いわゆる"マル暴"の刑事。裏社会と密接な関係にあり、その信頼関係を事件解決に活用する。瑛子は、歴代女性刑事のイメージとは異なるファッショナブルなビューティーヒーロー。「正義のためなら一切、手段は選ばない」という信念を持ち、凶暴な男たちとも対等に闘う強さ、そして、美貌を武器にキャラクターも七変化させて、事件解決を目指す。

人から「カメレオン」と呼ばれる瑛子は、困っている同僚の警察官には情報と引き換えに無利子で金を貸し、中国人マフィアと接触する時には、エレガントな服を着て中国語を操る。そして暴力団の前ではタバコを吸い大酒を飲むクールな姉御キャラを演じ、個人的に雇っている用心棒・里美といる時は、同じ京都出身ということで京都弁で話す。趣味は落語で「おあとがよろしいようで」が口癖だ。

そんな型破りな女刑事を演じる米倉は、「今回は前例のない"マル暴の刑事"という新キャラクターに挑戦するのですが、とにかくそれぞれのキャラクターが魅力的に描かれています」と作品についてコメント。「私も負けないようにC.S.B(Cool・Strong・Beauty)な八神瑛子を楽しみながら演じていきたいと思います!」と意気込みを語った。

米倉の周りを固める俳優陣は、瑛子が所属する警察署の署長・富永役で渡部篤郎が出演。暴力団メンバーは、組長・千波役に西田敏行、若頭補佐・戸塚役に陣内孝則、若手幹部・甲斐役に斎藤工が決定。また、警視庁の刑事部長・能代を戸田恵子、捜査一課の班長・川上を寺島 進、瑛子の部下である若手刑事・井沢を青柳翔、捜査一課の管理官・沢木を西村雅彦、警視庁の刑事・田辺を宮川一朗太が演じる。