生活総合情報サイトのオールアバウトが運営する特設サイト「国民の決断」はこのほど、「中古住宅」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、3月26日~4月2日の期間、首都圏在住の20~69歳男女のうち、ここ1~2年内に中古住宅を購入した人を対象として実施。146名から回答を得た。
4人に1人が中古住宅にこだわりなし
同サイトでは、2013年11月にその年を象徴する"決断"を、ランキング形式で発表する「国民の決断アワード」を行った。その中で、住まい部門の「『中古でいい』から『中古がいい』へ」が、総合4位にランクインしたことを受けて、同調査は実施された。
回答者全員に、「購入した住宅形態」を聞いたところ、61.6%が「集合住宅」と回答。また、「中古住宅を選んだ理由」としては、「中古の方がよりリーズナブルだから」(61.0%)、「希望の地域や場所、広さでは新築は価格が高すぎたから」(32.9%)と、"価格"に関する回答が多かった。「もともと、新築・中古にこだわりがなかったから」(27.4%)が続き、4人に1人が新築・中古にこだわらないという結果になった。
また、全員に「リフォーム・リノベーションを行ったか」と聞いたところ、61.0%が「行った」と回答。住宅形態別に見ると、集合住宅では58.9%、戸建てでは、64.3%が「行った」と答えている。リフォーム・リノベーションの内容は、「壁紙の張り替え」(60.7%)、「システムキッチンやタンク式トイレなど設備の変更」(47.2%)、「間取りの変更など、躯体の変更を伴う大きなもの」(30.3%)が続く。
入居後の満足度に関しての質問では、リフォームなどの投資の効果もあり、購入者の67.1%が、「おおむね満足している」と回答した。一方、「ここはこうした方が良かった点」について聞いたところ、13.0%が水周りに関して、「予算が高くても最新のものにすればよかった」、「キッチンも交換しておけばよかった」と回答しており、8.9%が収納に関して「もっと増やせばよかった」、「耐震装置つきにすればよかった」と答えた。