「リニア・鉄道館」(愛知県名古屋市)は5月21日から11月24日まで開催する特別企画展「東海道新幹線50周年の軌跡」に合わせ、期間限定イベントや一部展示室のリニューアルなどを行う。

L0系車両の内装により近付いた超電導リニア展示室ミニシアター

ミニシアターに設置されるのと同じL0系車両の座席

期間限定イベントでは、「新幹線の歴史に触れよう! リニア・鉄道館」と題し、リニア・鉄道館の展示をより深く楽しめるプログラムを5つ用意。実物の展示車両を見ながら、スタッフがわかりやすく解説を行うガイドツアー、現役の新幹線運転士が新幹線シミュレータ「N700」を操作する運転操縦実演、普段は非公開の700系新幹線の運転台特別公開など、興味深い企画ばかりだ。参加方法などの詳細は5月下旬以降、「リニア・鉄道館」ウェブサイトに掲載されるとのこと。

展示物などのリニューアルを行うのは、超電導リニア展示室。中でも、時速500kmの世界を模擬体験できるミニシアターでは、内装を大幅にリニューアルし、山梨リニア実験線で走行試験を行っているL0系に使用されている座席に入れ替えるとともに、内装もL0系車両により近い仕様に更新し、本物のL0系の雰囲気に近づける。

山梨リニア実験線コーナーには、新たに山梨リニア実験線の立体地形模型を展示。昨年8月、全長42.8kmに延伸した山梨リニア実験線の概要がひと目でわかるようになる。超電導リニア開発の歴史を紹介するコーナーにも、各時代の超電導リニアの走行映像を流す映像モニターを設置するという。