日清食品が4月14日に発売したカップ麺「カップヌードル トムヤムクンヌードル」(170円・税別)が、予想を上回る売れ行きのため販売を一時休止すると発表した。そういえば筆者もコンビニエンスストアで見かけて買ったはず……。食品庫を探すと、あった! あったぞ!! いつか食べようと買ったものの、食べずにおいていたのだ。

カップ麺「カップヌードル トムヤムクンヌードル」

別添のトムヤムペースト

この商品、タイの定番料理であるトムヤムクンをベースとしている。ココナッツミルクをきかせ、濃厚でクリーミーといういまタイの若者に人気の味わいを再現したという。別添のトムヤムペーストはレモングラスやライムリーフを加えたさわやかな風味が特徴的。

ペーストを入れた瞬間、パァァァァ~と広がるタイの景色

早速、フィルムをはがして、熱湯を注ぐ。食べる直前にトムヤムペーストを加えるのだが、試しにそのままスープを飲んでみた。魚貝のコクはあり、辛味もあって味の基本は調っている印象。ここにペーストを加えると……きたわ、きたぞ、きたで、この味! シャープな辛味に、レモングラスやライムリーフの清涼感!! このスカッとする味わいこそ、トムヤムクンだ!! 結構辛味が強く、勢いよく麺をすすっているとむせてしまったりもするのだが、ますます本場っぽい。あっという間に麺がなくなり、残ったスープを眺めているうちにある衝動が。

具材はエビやマッシュルーム、赤唐辛子、コリアンダー。写真右はトムヤムペーストを入れる前

トムヤムペーストを入れ、麺をすすると……パァァァァァ~と広がるタイの景色。「めっちゃトムヤムクンやわ」と思わずつぶやく

ごはんを入れてみたい……。

太るってわかってんだけど。わかってるんだけど、このスープを捨てたくない。かといって、そのまま飲むだけ、ってのもちょっともったいない。そこで、ほかほかごはんを入れて、雑炊のようにして食べてみた。これは……イケるわ。ごはんを入れすぎると味が薄くなるので要注意だが、スープの旨みを余すところなく楽しめるこの食べ方、ぜひ販売再開したら試してみてほしい。

ちなみに日清食品によると、十分な供給体制を確立した上で、できるだけ早い機会に販売再開としている。