アスタリスクは23日、日本の富裕層向けに海外の高級不動産の紹介・販売を行うサービスを開始したと発表した。
同社は2014年4月、フィリピンを拠点とするデベロッパーAyala Land社と業務提携し、マニラ中心部のラッフルズ・ホテルが運営する高級ホテルレジデンス・RafflesResidences Makatiの販売を開始。このほか、シンガポールのマリーナ・ベイ・ファイナンシャル・センターを開発するRQAM Pte Ltd.と業務提携し、シンガポールの高級住居Marina Bay Suitesの販売も行っている。
同社によると、近年、日本の「国境を越える富裕層」からの海外不動産投資が増えており、ロンドンやニューヨークといった都市において、日本人富裕層による数10億円規模の分譲マンションなどの取得事例が複数あるという。
これらの不動産は、資産の分散や保全といった投資的観点だけでなく、教育や社交などのライフスタイル的観点からも需要が伸びている。同社はこのような状況を踏まえ、従来から提供している海外のスーパーリッチ(超富裕層)や機関投資家向けの不動産投資サービスのネットワークとノウハウを活用した、日本人富裕層向けの不動産販売サービスを提供するとしている。
併せて、富裕層にニーズの高い「資産運用・保全」「教育」「社交」等にかかるアドバイザリーまでをワンストップで提供していくという。