ジャパンディスプレイは23日、10.1型サイズで4K2K解像度(3,840×2,160ピクセル、438ppi)を実現したタブレット向けのIPS液晶モジュールを開発し、サンプル出荷を開始したことを発表した。
今回の液晶モジュールは、ジャパンディスプレイが培ってきた低温ポリシリコン技術により、低消費電力、薄型、狭額縁を実現。特に消費電力については、アモルファスシリコン技術による10.1型WQXGA(2,560×1,600ドット)の液晶モジュールと同程度に抑えた。これにより、バッテリ駆動時間を短くすることなく、4K2Kコンテンツを楽しめるという。
仕様の概略は、液晶モード(駆動方式)がIPS、画面サイズが10.07型(対角25.58cm)、画素数が3,840×2,160ピクセル(4K2K)、精細度が438ppi、色再現域がNTSC比71%、コントラスト比が1,100:1、視野角が上下左右とも160度以上(コントラスト>100:1)、ディスプレイ表面輝度が400cd/平方メートル。消費電力は2,180mWで、内訳はバックライトが1,800mW(白400cd/平方メートル時)、パネルが380mW。製品の外形寸法はW231.6×D2.35mm×H140.9mmとなっている。