東武鉄道は東上線開業100周年を記念し、100周年当日の5月1日に記念セレモニーや記念乗車券発売などの記念行事を実施する。記念セレモニーには2種類のリバイバルカラー車両が連結した特別編成列車が登場し、森林公園~池袋間で1往復運行されるという。
開業100周年記念セレモニーは池袋駅南口改札前・改札内にて、9時40分頃から開始。関係者による記念セレモニーに続き、森林公園駅9時12分発・池袋駅10時12分着の特別編成列車が入線する。
この特別編成列車は、東上線開業100周年記念で復活したセイジクリーム塗装車両(81111号編成4両)と、リバイバルカラー車両として東武博物館で動態保存しているツートンカラー塗装車両(8111号編成6両)を連結した10両編成。硬券タイプの特別編成列車乗車証明証などの記念品を乗客にプレゼントし、駅長による出発合図で特別編成列車(池袋駅10時25分発・森林公園駅11時22分着)を見送る。特別編成列車の運行はこの1往復(森林公園~池袋間)のみで、当日限り。一般営業列車として運行するため、乗車券があれば誰でも乗車可能だ。
東武鉄道によると、セイジクリーム塗装車両が池袋駅に登場するのはこれが初めて。4両編成・ワンマン運行のため、通常は池袋~小川町間を運行できないが、10両編成となることで同区間の運行が可能となる。2種類のリバイバルカラー車両が連結して運行するのも、同社初の試みだという。
東上線開業100周年記念乗車券は、5月1日9時から東上線主要駅で、10時から東武グループツーリストプラザで販売開始。東上線の前身、東上鉄道開業当時の9駅が掲載された路線図をデザインした台紙と、現在も開業当時の駅名が残る6駅のうち5駅(池袋・下板橋・成増・志木・上福岡)からの片道乗車券各1枚(大人または小児)、計5枚のセット。発売額は1セット1,000円で、3,000セット限定。売切れ次第終了となる。