ソニーは4月23日、マルチチャンネルインテグレートアンプ3製品「STR-DN1050」「STR-DN850」「STR-DH750」を発表した。STR-DN1050とSTR-DN850は7月15日発売で、STR-DH750は5月20日発売。希望小売価格は、STR-DN1050が62,000円、STR-DN850が52,000円、STR-DH750が40,000円(いずれも税別)。
3製品は、映画などのサラウンド再生だけでなく、高度な音楽再生能力も備えたエントリーユーザー向けのマルチチャンネルアンプ。STR-DN1050とSTR-DN850は、ネットワーク対応モデル。ネットワークとUSBストレージから、192kHz/24bitまでのWAV/FLACファイル、2.8MHzのDSDファイルの再生が可能だ。Wi-Fi機能も搭載しており(2.4GHz)、帯域に余裕があればWi-Fi経由でのハイレゾ音源再生も行える。
新製品で強化されたポイントは、スマートフォンやタブレットとの連携。Bluetooth 3.0とNFCに対応しており、スマートフォンやタブレットに保存されている音楽をワンタッチで再生可能だ。モバイルアプリ「SongPal」も利用可能。スマートフォンやタブレットでの本体操作や、PCやNASに保存された音楽ファイルの再生(ネットワークからの再生はSTR-DN1050とSTR-DN850のみ)が可能だ。
付属のリモコンは、他機器の操作を省いたシンプルタイプ。STR-DN1050とSTR-DN850はOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)に対応しており、ソースの映像やサウンドを確認しながら各種設定を行うことができる。
アンプは、ディスクリート構成の「リニア広帯域パワーアンプ」を採用。定格出力は、STR-DN1050が165W×7、STR-DN850が150W×7、STR-DH750が140W×7だ。上位モデルのSTR-DN1050は、ESシリーズでも使用されている電源用大容量ブロックコンデンサや、オーディオ用抵抗器、ジッタ・エリミネーション回路などを採用している。
HDMI端子は、STR-DN1050が入力6系統/出力3系統、STR-DN850が入力5系統/出力1系統、STR-DH750が入力4系統/出力系統。STR-DN1050とSTR-DN850は4Kへのアップスケールも可能だ。なお、HDCP 2.2には対応していない。