オウチーノ総研は、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に暮らす20~69歳のビジネスマン412人を対象に「スキマ時間の過ごし方」について調査を実施した。調査期間は4月8日・9日。
まず、通勤電車の中で何をして過ごしているか尋ねたところ、「睡眠をとる」が46.1%で最も多かった。2位は「何もしない」(36.7%)、3位が「ニュースサイトを見る」(35.2%)となっている。
過ごし方を年代別に見ると、大きな差が生じたのはニュースを読む際に利用するメディアだった。20~50代は新聞よりニュースサイトを閲覧している人が多いが、60代は新聞がニュースサイトを上回っている。
次に、年収別に通勤電車での過ごし方を比較すると、「新聞を読む」と回答した人は年収300万円未満の人が5.2%だったのに対し、年収700万円以上は17.8%と約3倍の差が見られた。
「ビジネス雑誌を読む」は、年収300万円未満が5.2%、300~500万円が7.9%、500~700万円未満が9.1%、700万円以上が16.7%と、年収があがるにつれ、割合が多くなっている。一方、年収300円未満の人が通勤電車で過ごす最も多い回答は「何もしない」(42.3%)だった。
昼食をとる以外に昼休みに何をしているか尋ねたところ、最も多い回答は「ニュースサイトを見る」(42.4%)だった。2位は「何もしない」(32.6%)、3位は「睡眠をとる」(31.0%)。通勤電車での過ごし方と比べると、ニュースサイトや新聞を読む割合が高く、昼休みはニュースをチェックするビジネスマンが多いようだ。