ヴォーカーズは、同社が運営する企業リサーチサイト「Vorkers」に登録している2万人超の現職社員による在籍企業の評価データを集計し、"有給休暇の取得率"に関する調査レポートを発表した。
同調査は、2010年12月~2014年4月に、現職社員から投稿されたレポート全2万3,174件を対象データとしている。社員として1年以上在籍した企業の情報であることを条件とした。
"有休取得率"を業界別でランク付けしたところ、最も取得率が高かったのは「通信、ISP、データセンター」(61.6%)だった。2位は「自動車、自動車部品、輸送機器」(58.7%)、3位は「監査法人、税理士法人、法律事務所」(57.3%)。一方、取得率が低い業種は「フードサービス」「不動産関連・住宅」となっている。
次に、"有休取得率"を企業別に見たところ、最も取得率が高い企業は「ショーワ(自動車、自動車部品、輸送機器)」(100%)だった。2位が「NTT-ME(通信、ISP、データセンター)」(99.7%)、3位が「エミレーツ航空」(98.6%)。10位以内には、自動車関連の企業が4社ランクインしている。
男女・年齢による"有休取得率"の推移を見ると、年齢とともに男女の差が見られた。23歳時点の有休取得率は、男性平均38.7%、女性平均39.6%とほぼ同じだが、女性は年齢とともに取得率が上がる傾向にある。一方、男性は年齢による有休取得率に大きな変化はみられなかった。