現在公開中の『機動警察パトレイバー』の実写化プロジェクト『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』第1章に登場する、全高約8mの実物大「98式イングラム」が20日、プロ野球チーム・千葉ロッテマリーンズのホームスタジアム・QVCマリンフィールドに登場した。
先日には、東京・吉祥寺駅の南北自由通路完成記念パレードに出動したことでも大きな話題となった実物大「98式イングラム」だが、今度はQVCマリンフィールドに登場。今回は、第1章『エピソード0 栄光の特車二課』と『エピソード1 三代目出動』劇場公開終了直後の4月26日にスター・チャンネルでの放送決定を記念したもので、本作の主人公・泉野明役を演じる真野恵里菜が始球式に登板した。
始球式に先立ち、アニメシリーズと実写シリーズを繋ぐ役柄・シバシゲオ役の千葉繁によるスターティングメンバーの読み上げが行われると、特車二課と書かれた警察車両仕様のリリーフカーに乗り、特車二課・整備班の面々を引き連れて、真野がグラウンドに登場。リリーフカーから降りた真野が、マウンドに付いたところで千葉がグラウンド内に乱入し、真野の女房役(キャッチャー)に名乗りを上げた。
そして、千葉ロッテマリーンズのアジャこと井上晴哉がバッターボックスに入るも、真野と千葉のサイン交換がなかなか決まらない。どうなるかと思われたところで、千葉からタイムの掛け声が上がる。すると、グラウンドに散っていた特車二課整備班の面々が真野の元に駆け寄っていった。
すると、特車二課は円陣を組んで作戦会議を行い、再びグランドに整備班が散ったところで、千葉の指示から、イングラムの装備品である「電磁警棒」が持ち込まれ、井上に手渡される。電磁警棒を手にした井上は、大きさをものともせずに素振りを行い、そのままバッターボックスへ。緊張した空気が流れる中で、真野も大きく振りかぶり放ったボールは、ワンバウンドではあったが、見事、千葉の構えるキャッチャーミットに収まった。
始球式を終えた真野は「ものすごく緊張しました。事前に行ったリハーサルの際は、タクティカルジャケットを付けてらず、ちゃんと届いていたので少し心残りです」と振り返り、真野の球を受けた千葉は「もっと手前で落ちると思っていたので、200点満点です」と真野の勇姿を褒めたたえた。
また、QVCマリンフィールドの外に登場したイングラムは、両肩から「CHIBA LOTTE」のマフラータオルを下げており、まるでTVアニメ版のキャリーに固定されている様子を彷彿とさせる姿となっており、千葉ロッテマリーンズのファン以外にも、イングラムの姿を一目見ようと集まった多くのファンが集まっていた。
スター・チャンネルでは、4月26日の第1章の放送以降も、6月21日には「第2章『エピソード2 98式再起動せよ』『エピソード3 鉄拳アキラ』」の史上最速放映が決定している。