アスカネットは22日、全国の20~60代の女性500人を対象に行った「カメラ女子」に関する「2014年度『ハイブリッドカメラ女子』定点調査結果」を発表した。本調査によると、スマートフォンや従来型携帯電話(ガラケー)で写真を撮る女性の比率が増加し、コンパクトデジタルカメラを使う女性とほぼ並んだ。その結果を同社は「ハイブリッドカメラ女子」と表現している。
普段写真撮影に使用するツールについて調査したところ、スマホ/ガラケーは昨年度調査と比べて46.2%から59.2%に増え、今年度調査においては最も多く使われているツールとなった。一方で昨年度調査において最も多く使われていたコンパクトデジタルカメラは82.8%から52.2%と減ったが、半数以上をキープしている。
また、撮影に使用するツールによって被写体も変わる傾向にある。スマホ/ガラケー派でもカメラ派でも1位は子どもの写真であったが、スマホ/ガラケー派では食べ物の写真が多く、カメラ派では花などの自然や風景を撮影する傾向にある。
スマホ/ガラケーで撮影した写真とカメラで撮影した写真がそれぞれどのようにアウトプットされているのかを調査したところ、どちらもプリントアウトするという回答が最も多かった。しかし、その回答比率は昨年度と比べるとスマホ/ガラケーが37.7%から28.6%、カメラが57.3%から43.0%とどちらも減少傾向にある。SNSへの投稿も同様に減っており、今年度の調査で唯一増加したといえるのが、カメラで撮った写真をフォトブックにするというものだった。
また、どのくらいの写真がプリントアウトやSNSへの投稿などの形でアウトプットされず、眠ったままになっているかを調査したところ、スマホ/ガラケーでは45.4%のユーザーが撮った写真の「9割以上が眠っている」と回答した。およそ半数の人が「撮影しっぱなし」にしていることがわかる。カメラでは33.8%のユーザーが撮った写真の「9割以上が眠っている」と回答。その比率は昨年度調査の18.6%より15.2ポイント増えた。アスカネットは、オリジナル写真集の作成サービス「MyBook」を提供している。