カシオ計算機は22日、明るさ3,100ルーメンでスマートフォンなどと連携できる超短焦点プロジェクタ「XJ-UT310WN」を発表した。7月より発売し、価格はオープン、推定市場価格(税別)は220,000円前後の見込み。

XJ-UT310WN

オプションを用いた壁面取り付けイメージ

27cmの距離から80型の大画面を投映できる超短焦点プロジェクタ。レーザー&LEDハイブリッド光源を搭載し、水銀を使うことなく3,100ルーメンの明るさを達成した。光源寿命は約20,000時間と長く、消費電力もエコモード(レベル5)で110Wと低く抑えられている。

IEEE802.11b/g/n対応の無線LANに対応し、スマートデバイス用アプリ「C-Assist」を使うことで、スマートフォンなどに保存されたデータをワイヤレスで投映可能。デバイスのカメラ映像も投映できる。そのほか、プロジェクタに接続しているPCをスマートフォンなどから操作したり(PCリモート機能)、プロジェクタ本体の操作も行える。対応ファイル形式は、iOSでPDF / Excel / PowerPoint / Word / JPEG / BMP / PNG。AndroidでPDF / JPEG / BMP / PNG。

タブレットによるプロジェクター操作イメージ

主な仕様は、投映方式がDLP、画素数が1,280×800ドット、輝度が3,100ルーメン、コントラスト比が1,800:1、光源がレーザー&LEDハイブリッド、光源寿命が20,000時間。画面サイズが50~110型で、アスペクト比が16:10、投映距離が60型で0.13m、100型で0.4m、最短投映距離が0.06m、対応解像度が最大1,920×1,080ドット(フルHD)。レンズは固定焦点で、フォーカスはマニュアル。

映像入力インタフェースはHDMI×1、D-sub×2(コンポーネントビデオ兼用)、Sビデオ×1、コンポジットビデオ×1。映像出力インタフェースはD-sub×1。10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN×1基、USBホスト×1基、USBデバイス×1基、16Wのスピーカーを装備する。内蔵メモリは2GB。

そのほかの機能は、USBディスプレイ機能、ダイレクトパワーオン、DLP 3Dプロジェクションなど。マニュアルで±5度の台形補正や2倍のデジタルズームが可能。本体サイズはW338×D333×H141mm(突起部・ケーブルカバー除く)、重量は約5.5kg。