米Microsoftは21日(現地時間)、Nokiaのデバイス&サービス部門の買収手続きを4月25日に完了する見込みであると発表した。両社は2013年9月、37.9億ユーロに特許のライセンス料16.5億ユーロを加えた総額54.4億ユーロの買収金額で合意していた。
当初の契約からいくつかの点を変更しており、オンライン資産についてはMicrosoftがnokia.comのドメインやソーシャルメディアを最大1年間管理する。また、中国でモバイルデバイスに関わっている21名の従業員がMicrosoftに移り、業務を継続する。韓国の製造工場については、Microsoftが取得しないことになった。
なお、Nokiaの前CEOであるStephen Elop氏は、買収完了後にMicrosoftのデバイスグループ担当エグゼクティブバイスプレジデントに就任する見通しだ。Microsoftが公開しているBuild 2014の基調講演録では、「incoming Executive Vice President, Microsoft Devices Group」との肩書きで同氏を紹介している。