サードウェーブテクノロジーズは22日、3Dプリンタで製作したダイオウグソクムシの実物大模型をニコニコ超会議3に提供することを発表した。同会議は4月26日と27日に千葉・幕張メッセで開催される。

ダイオウグソクムシ「1号たん」製作中のイラスト

今回の実物大模型は、鳥羽水族館で5年以上の絶食を続け、2月14日に息を引き取ったダイオウグソクムシ「1号たん」がモデルとなっている。3Dスキャンによって得た「1号たん」のデータを、イーフロンティアのソフト「Shade 3D」で3Dプリント用に変換し、3D Systemsのフルカラー石膏3Dプリンタ「ProJet 660Pro」で出力した。

完成した実物大模型はニコニコ超会議3の「1号たん復活祭」という企画で展示される予定だ。同社は、ノベルティ用として「9号たん」のミニチュアモデル(1/5スケール)50体も合わせて提供した。

実物大模型を出力した3D Systems「ProJet 660Pro」

3Dデータの編集に使用した同社のワークステーション「WinFast WS1000」