スズキはこのほど、中国・北京で開催されている『2014年北京国際モーターショー』で、世界初公開となるCセグメントセダンのコンセプトモデル「コンセプト アリビオ(Concept ALIVIO)」と、中国初公開のコンパクトSUVのコンセプトモデル「iV-4」を出品したと発表した。さらに会場では、四輪車をはじめ大型二輪車モデルや船外機の新型モデルも展示し、同社の総合力をアピールしていくとのこと。

「コンセプト アリビオ」

コンセプト アリビオは、2013年4月の上海モーターショーに出品した「オーセンティックス(AUTHENTICS)」をベースに、量産に向けて調整を行ったコンセプトモデル。特徴は、全高を抑えて全幅を広くとったスタイリング、滑らかな曲面と鋭いキャラクターラインを採用したデザイン、軽量化や摩擦抵抗の低減により出力向上と低燃費を両立した1,586cc水冷4サイクル 直列4気筒 DOHC 16バルブVVTガソリンエンジンの搭載、燃費性能を高めた軽量・コンパクトな新開発6速ATの採用など。

「iV-4」

iV-4は、同社SUVの伝統を踏襲しながら、イルミネーショングリル等の先進性を取り入れたデザインに加え、次世代4WDシステム「ALLGRIP」を採用。コンパクトSUVとしての力強いデザインと走破性を両立したコンセプトモデルとのこと。

コンセプト アリビオをベースとした量産モデルは2014年中に、iV-4をベースとした量産モデルは2015年中に、中国の合弁企業である重慶長安鈴木汽車有限公司で生産・販売を開始する計画だ。