大韓航空は"空飛ぶホテル"とも称される総2階建てのA380を、ソウル-パリ路線に投入した。

A380に乗ってソウルからパリへ

年内に10機体制へ

これまで同路線では、B777-300(総座席291席)を使用していたが、韓国・フランス間の輸送権増大が合意になったため、総座席407席のA380で毎日運航することとなった。ソウル出発時間は13:20となっており、日本出発の乗客も利用しやすいようになっている。

同社は総2階建てA380の2階部分を全てプレステージクラスに設定。180度フルフラット・シートピッチ188cm(74インチ)のプレステージスリーパーシートを94席用意した。1階前方にはファーストクラスを12席、後方にエコノミークラスを301席、総407席というA380を運航する会社の中で最小となるゆとり空間を生み出した。

また、免税品の展示スペース「デューティーフリーショーケース」やバーラウンジなど、多彩な設備で旅行の新しい楽しみ方を提案している。

A380を使用した、ソウル-パリのフライトスケジュール

同社は今回のパリのほか、ニューヨークやロサンゼルス、香港路線でA380を運航している。また現在、同社はA380を8機所有しており、2014年中に2機を追加。合計10機での運航を予定している。