トヨタ自動車は21日、コンパクトカー「ヴィッツ」に1.3リットル新開発エンジンを搭載するなどのマイナーチェンジを行い、発売した。

「ヴィッツ F」(1.3リットル・2WD、ルミナスイエロー、オプション装着車)

今回のマイナーチェンジでは、ハイブリッド開発の燃焼技術を生かした高熱効率・低燃費の1.3リットル新開発エンジン(1NR-FKE)を採用することで、世界トップレベルという最大熱効率38%を達成。1.3リットルエンジン搭載車(2WD)は、アイドリングストップ機能を標準搭載することで、JC08モード走行燃費25.0km/リットルを実現し、エコカー減税の免税(100%減税)対象に。1.0リットルエンジン搭載車も高熱効率・低燃費エンジンを採用し、全車がエコカー減税の対象となった。

内外装は、スポーティさと上質感を表現したデザインに一新。エクステリアはシャープかつ存在感のあるスタイルを表現するとともに、インテリアは広範囲にわたってデザインや素材を変更し、上質感を追求したとのこと。吸・遮音材、制振材を追加するなど、音の侵入を低減することで、静粛性の向上も図られている。

グレード展開は、ベーシックな「F」、華やかさを表現した「Jewela」、上質感を追求した「U」、スポーティな「RS」の4グレードを設定し、それぞれの個性を強調する改良を実施。ボディカラーは、新規開発色「ルミナスイエロー」(オプション設定)に加えて7色の新色を追加し、全17色の展開となる。価格は115万5,600~199万4,073円。

あわせてスポーツコンバージョン車「ヴィッツ RS "G's"」(価格204万4,145~214万7,237円)も販売開始。ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についてもベース車と同様の改良を施し、7月の販売を予定している。