楽天Edyとトッパン・フォームズのグループ会社で決済プラットフォーム事業を展開するTFペイメントサービス(以下TFPS)はこのたび、「おサイフケータイ」を搭載したスマートフォン(以下スマートフォン)で電子マネー「楽天Edy」を利用できるプラットフォームを開発したと発表した。
これにより、国内で初めてという、外部デバイスを利用せずスマートフォンだけで電子マネー決済端末として利用できるようになるという。
第一弾は、楽天野球団が運営する「東北楽天ゴールデンイーグルス」の18日(金)に開催される試合からサービスを開始。「楽天Koboスタジアム宮城」のスタンドの一部にてビールを購入する際に、電子マネー決済端末のスマートフォンで楽天Edy決済ができるようになった。夏頃までには「楽天Koboスタジアム宮城」の全エリアへの利用拡大を目指すとしている。
同サービスは、「おサイフケータイ」を搭載したスマートフォンの読み取り機能を利用した決済アプリケーションとクラウド型プラットフォーム「Thincacloud/シンカクラウド」を連携させて実現。事業者は、楽天Edyの加盟店契約を締結し、スマートフォンにアプリケーションをダウンロードするだけで電子マネー決済端末を入手できるという。
具体的な導入先は、屋外イベントや運輸・宅配サービスなど幅広い分野を見込んでいて、TFPSでは、将来的にはGoogle Playなどのデジタルコンテンツ配信サービスから同決済アプリケーションのダウンロードを可能とし、スマートフォンを活用した新たな電子マネーの決済手段を広く普及させる計画だという。
両社は、今後も様々なシーンにおいて、スマートフォンを活用した電子マネー決済端末が利用できる環境を提供していくとしている。