サービス付き高齢者向け住宅「進・ハーベストメント」代表外観

積水化学工業住宅カンパニーは5月1日、サービス付き高齢者向け住宅「進・ハーベストメント」を、主に医療・介護事業者に向けて発売する。

グループ各社のノウハウを融合

同商品は、同社戸建て住宅商品「スマートハイム」で実績を積んだ、定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket(イーポケット)」と太陽光発電システムを標準搭載する。これにより減災への取り組みを強め、「入居者を守りたい」という医療、介護事業者の希望に応えるとしている。

停電時に最低限の電力を確保できる上、平常時は「再生可能エネルギーの固定買い取り制度」の活用で、売電収入も見込め、運営事業者の長期安定経営をサポートすることができるという。また、基本性能は同社戸建て住宅のロングセラー「パルフェ」をベースとし、「減災経営」「環境経営」「快適経営」「安心経営」の4つの「経営軸」を可能とした。

サービス付き高齢者向け住宅「進・ハーベストメント」(デイサービスセンター併設)外観

在宅介護サービス事業所を運営するセキスイオアシスが持つ介護サービスのノウハウ、住宅設備機器の製造・販売をする積水ホームテクノの「介護・自立支援設備」を採用。セキスイグループの知見を結集し、入居者とスタッフにとって安心で快適な「住空間」を実現している。販売目標は、2014年度中に30棟を計画しているという。