ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)で18日、『ハリー・ポッター』の世界を再現した新エリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」のオープン日発表記念式典が行われ、7月15日にオープンすることが発表された。

「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」のオープン日発表記念式典の模様

式典は、初披露された「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」のシンボル、ホグワーツ城の前で開催。安倍晋三内閣総理大臣、キャロライン・ケネディ駐日米国大使、アイドルグループのSMAP、ルーナ・ラブグッド役で映画に出演していた女優のイヴァナ・リンチ、ユー・エス・ジェイ代表取締役CEOグレン・ガンペル氏らが出席し、約700人のハリー・ポッターファンが見守る中で行われた。

オープン日の発表は、フクロウから届いた魔法界からのお知らせの手紙を、ガンペル氏がケネディ大使と安倍首相に渡し、ケネディ大使の合図で安倍首相が「2014年7月15日、ユニバーサルスタジオジャパンにオープン」と読み上げる形で実施。そして、安倍首相は「このユニバーサル・スタジオ・ジャパンが、ハリー・ポッターを迎えてますます魅力的になって、地域の活力に大いに貢献することを期待したい」とエールを送った。

ハリー・ポッターの友人でダンブルドア軍団の一員、ルーナ・ラブグッド役を演じたイヴァナ・リンチは、映画出演者を代表して「お城の大きさは本当に見事です。驚くとともに感動しました」と感想を述べ、「こちらの城に入ると、まるでホグワーツの生徒になったかのような気分になります」とコメント。そして「日本やテーマパークにいることを忘れて、この世界観に浸ってください」と呼びかけた。

杖を手に記念撮影

レイブンクローのスカーフを見せるイヴァナ・リンチ(中央)

左から、ガンペル氏、ケネディ大使、安倍首相

J.K.ローリングによる小説『ハリー・ポッター』は、全世界で70以上の言語に翻訳され、小説全7作の売り上げは世界で約5億4,000万部。映画シリーズの世界興行収入は77億ドルで、日本だけでも興行収入は720億円、観客動員数は7,800万人を記録している。その名作『ハリー・ポッター』の世界を再現した「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」は、2010年7月にアメリカのユニバーサル・オーランド・リゾートにオープンし、今回、米国外への初の海外進出としてユニバーサル・スタジオ・ジャパンに上陸。総投資額450億円、経済効果5.6兆円(10年間)というビッグプロジェクトとなっている。