日本経済団体連合会は16日、2014年春闘の第1回賃金回答集計結果を発表した。それによると、大手企業の定期昇給を含めた平均賃上げ額(加重平均)は前年比1,646円増の7,697円となり、1998年以来、16年ぶりに7,000円を上回った。
アップ率は2.39%で、前年の1.88%から0.51ポイント上昇した。
製造業の平均を見ると、賃上げ額は前年比1,800円増の7,900円、アップ率は同0.55ポイント上昇の2.50%。非製造業の平均は、賃上げ額が同1,340円増の7,295円、アップ率が同0.41ポイント上昇の2.18%となった。
業種別に見た場合、機械金属の賃上げ額は9,598円で、アップ率は3.33%、自動車は9,225円で2.78%、繊維は7,023円で2.33%、非鉄・金属は6,398円で2.07%、食品は5,012円で1.68%、ゴムは4,752円で1.59%となった。
調査対象は、原則として東証一部上場、従業員500人以上の主要20業種大手240社で、今回はこれまでに回答があった11業種、41社についてまとめた。