とらや東京ミッドタウン店ギャラリーでは4月19日、「とらや市 かごとざる」を開催する。
造形の美しさに感じ入る
とらや東京ミッドタウン店では、和の様々な魅力や価値も広く伝えたいとの想いから虎屋初となるギャラリーを併設し、企画展を開催している。想いを同じにする人とパートナーを組み、ふろしきや漆(うるし)、こけしなどをテーマに、これまで企画展を実施してきた。
今回、初開催する「とらや市」は、食にまつわる道具をテーマとした展示・販売などを行うイベント。日本の生活の中で使われてきた伝統的な道具を手にとり、見つめ直すきっかけとして、造形の美しさ、力強さ、実用性を備えた道具を展示・販売する。
第1回は「竹」を使った「かごとざる」を紹介する。縄文時代にはすでに存在したといわれている「かご」と「ざる」は、農業や漁業、林業などの仕事場で活躍し、家庭の台所でも「豆腐かご」「茶碗かご」「野菜ざる」など、日本人の暮らしを支えてきた。
かごやざるの素材である「竹」は湿気に強く日本の風土に適した素材。丈夫で使うほどに手になじみ、飴色に色づくという。今回のイベントでは、様々なタイプのかごやざるを実際に手にとって見ることができる。同店は「道具から見える日本人の暮らしや、受け継がれてきた美意識などを感じてほしい」とコメントしている。
会場は、東京ミッドタウン ガレリア地下1階「とらや東京ミッドタウン店ギャラリー」。開催時間は11時~21時。