液晶ディスプレイが前後左右に回転 - 富士通「LIFEBOOK TH90/P」
2in1モデルの中で一風変わった変形機構を備えているのが、富士通の「LIFEBOOK TH90/P」だ。液晶ディスプレイの可動範囲が本体前後に加えて、左右に180度まで回転できるスイーベル機能を持つ。
「Shift hinge(シフトヒンジ)」と呼ばれる特殊な変形機構により、液晶ディスプレイをさまざまな角度に調整できるフレキシブルな運用を実現している。液晶ディスプレイを横方向に回転させた状態は「バリアススタイル」と呼ばれ、プレゼンや打ち合わせなどで相手に画面を見せるといった使い方に適しているだろう。
スペック面は、CPUがIntel Core i5-4200U(1.60GHz)、メモリが8GBのDDR3Lだ。ストレージが500GBのハイブリッドHDDであるため、SSDよりもアクセス速度の面で劣るが、直販サイト「富士通WEB MART」限定販売のカスタムメイドモデルであれば、ストレージに128/256GBのSSDを選択できる。
液晶ディスプレイのサイズは13.3型で、解像度は2,560×1,440ドットのWQHD。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/acとBluetooth 4.0+HSに対応している。インタフェースとしてはUSB3.0×2、HDMI、NFC、SD/SDHC/SDXC対応メモリカードリーダの構成だ。その他の機能としては、富士通製PCではおなじみの指紋センサーやワコム製デジタイザに対応している。
本体サイズはW320.8×D235×H17.1~19.3mmで、重量は約1.59kg。フットプリントはA4サイズよりもふた回りほど大きく、重量も特に軽いわけではない。特殊な変形機構を搭載したタッチ対応Ultrabookであることを考えれば、納得できるサイズと重量ではないだろうか。バッテリ駆動時間は約12.5時間で、日常的な利用には十分なスタミナだ。
大きな特徴である「バリアススタイル」は活用場面が限定されるが、PCを使ってミーティングを頻繁に行なう人には向いているだろう。基本スペックも十分な上、2,560×1,440ドットの高解像度で画面あたりの情報量も多く、作業をスマートにこなせるUltrabookだ。
製品名 | LIFEBOOK TH90/P |
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量販店価格 | 210,000円前後 |
OS | Windows 8.1 64bit |
CPU | Intel Core i5-4200U(1.60GHz) |
メモリ | DDR3L 8GB |
グラフィックス | Intel HD Graphics 4400(CPU内蔵) |
ストレージ | 500GB ハイブリッドHDD |
光学ドライブ | - |
ディスプレイ | 13.3型、2,560×1,440ドット、IPS |
タッチパネル | ○(10点マルチタッチ、デジタイザー対応) |
有線LAN | ○ |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth 4.0+HS |
センサー | 加速度、照度、人感、指紋 |
Webカメラ | フロント約92万画素 |
主なインタフェース | USB 3.0×2、HDMI、ヘッドホン出力、SD/SDHC/SDXCカードリーダ、NFC |
バッテリ駆動時間 | 約12.5時間 |
本体サイズ | W320.8×D235×H17.1~19.3mm |
重量 | 約1.59g |