説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「クレジットカードでもiTunesカードでもない支払い方法はありますか?」という質問に答えます。
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App Storeでアプリやアドオンを購入するとき、iTunes Storeで音楽やビデオを購入するときには、あらかじめクレジットカードまたはiTunesカード(App Storeカード)を登録しておく必要があります。クレジットカードの発行には審査が必要ですし、未成年者の場合は家族カードを発行してもらわなければならないので手間がかかります。iTunesカードは残高が不足すれば買い足さなければならず、iTunesストア/Appストア以外では支払い手段とはなりません。
クレジットカードを作れない/作りたくないが、他のオンラインショッピングで使えないiTunesカードも欲しくない……そんな人には「Vプリカ」という選択肢があります。Vプリカとは、VISA(日本ではライフカード)が発行するプリペイドカードの一種で、残高の範囲内であればインターネット上でVISAカードとまったく同様に使えます。ときどきチャージする必要がありますが、iTunesストア/Appストアだけでなく、VISAカードを扱うオンラインストアでの買い物にも利用できることがメリットです。
Vプリカは、申込みは日本国内在住で18歳以上という制限はあるものの、審査は行われず源泉徴収票などの書類も必要ありません。申込みはインターネットで行うほか、コンビニエンスストアで購入(会員専用ページでカード情報の登録要)することも可能です。
ただし、カードにチャージするときには購入券種(金額)によって100円から280円の手数料がかかります。有効期限は発行日から1年後の月末で、それを過ぎるとカードは無効となり残高も失われます。未利用期間が3ヶ月を超えた場合には、休眠カード維持費として毎月25日にVプリカ残高から125円が引き落とされる点にも注意が必要です。