ワタミは14日、乳製品の生産・販売などを手掛ける花畑牧場(北海道・中札内村)と包括的な業務提携を締結したと発表した。コラボレーション第1弾として、15日より両社が共同開発したメニューを「和民」「坐・和民」「わたみん家」「炭の鳥子」など全587店舗(2014年3月末時点)にて販売を開始する。

ワタミグループの子会社・ワタミファームが運営するワタミファーム弟子屈牧場(北海道・弟子屈町)で生乳を搾乳(約1.5トン/日)し、花畑牧場でモッツアレラチーズなどの乳製品への加工およびデザートメニューの開発・製造を行う。農業・畜産・酪農の1次産業、製造・加工の2次産業、流通・販売の3次産業において両社の強みを活かした商品開発とメニュー開発を実施し、独自の6次産業を推進していくという。

業務提携概要

今後はメニュー開発を3カ月ごとに行う予定で、年間を通して安全・安心かつ高品質の乳製品を使用した新商品を販売するとしている。

花畑牧場は、タレントの田中義剛氏が1992年に設立。牧場運営、自社ブランド製品の製造・販売を手掛けており、生キャラメルの大ヒットで知られる。牧場の敷地は23ヘクタール、7万坪(東京ドーム5個分)。