新社会人になった方への贈り物に最適なのが、文房具。ただしひとそろえの文房具をあげるとなると、結構なお値段がかかってしまうもの。全部新品をそろえてあげるのは難しくても、せめてよく使うシャープペンシルくらいは、使って満足な高級品を贈りたいですよね。そこで高級シャープペンシルに、どんなものがあるのかを調査してみました。

■ツイスト式で芯を繰り出す高級シャープペンシル、「モンブラン」

モンブランのシャープペンシルで有名なのが、「マイスターシュテック」「スターウォーカー」「ボエムルージュ」シリーズ内のシャープペンシルです。モンブランではシャープペンシルという名前ではなく、メカニカルペンシルという呼称で販売されています。

「マイスターシュテック」シリーズのメカニカルペンシルの特徴は、ツイスト式と呼ばれる本体を回して芯を繰り出す仕組みになっていること。ちなみにモンブランの製品は、原則ブティックでの店頭販売のみとされています。市場によく出回っている商品では、希望小売価格が3万~6万円台のものが多く、プレミアがついた中古品では数十万円するものもあり、高級シャープペンシルの中でも高値がついています。

■六角形の軸が面白い、ファーバーカステルの「オンドロ」シリーズ

1761年、ドイツ郊外で生まれた筆記具ブランドのファーバーカステル。シャープペンシルでは「LOOM」「アンビション」「エモーション」「オンドロ」シリーズ等があります。中でもユニークな形状をしているのが、「オンドロ」シリーズです。鉛筆を思わせる六角形の軸が特徴です。

ファーバーカステルのシャープペンシルは、希望小売価格が数千円から、高くても2万円台のものが多く市場に出回っており、モンブランと比べると比較的手に入れやすい高級シャープペンシルです。

■すべて純銀!「ヤード・オ・レッド」

1934年、イギリスで生まれたのが「YARD・O・LED(ヤード・オ・レッド)」。この名前の由来は、シャープペンシルの芯が3インチ×12本(計1ヤード)備えられることからきているのだとか。芯の出し方は、回転繰り出し式(本体をまわして、芯を出し入れできる)もあれば、ツイスト式(本体を回して芯を出す)もあるようです。純銀のみを素材として使用しています。メーカー希望小売価格は3万円から5万円台が中心で、モンブランに近い高価なシャープペンシルといえます。

■カランダッシュ

カランダッシュはスイスの筆記具メーカーです。カランダッシュはロシア語で「鉛筆」という意味なのだとか。シャープペンシルのあるシリーズには、「バリアス」「レマン」「マジソンII」「RNX.316」「エクリドール」があります。いずれの製品も、小さな部品に至るまで厳しい品質基準のテストが行われています。価格帯は1万円台から9万円台と幅が広いのが特徴です。「マジソンII」「RNX.316」「エクリドール」なら比較的手に入れやすい値段で販売されています。

かなりお値段の張る高級シャープペンシルもあれば、ブランド品でもお手頃な値段で売られているものもあります。もし新社会人への贈り物選びに困ったら、こんな高級シャープペンシルを検討してみてはいかがでしょうか?

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