ゼネラルモーターズ・ジャパンはこのほど、かねてから発売が待たれていた第7世代の新型「シボレー コルベット」の販売を開始した。標準モデルと上級モデルのそれぞれにMT仕様・AT仕様があり、合計4モデルのラインアップとなる。
新型「コルベット」は昨年1月にデトロイト・モーターショーで発表され、そのスタイリングとパフォーマンスで注目を集めた。新開発の6.2リットルV8エンジンは460PSを発揮し、0-60マイル(0-96km/h)加速は3.8秒(「コルベット クーペZ51」)を誇る。新開発のアルミフレームやカーボンファイバー製のボンネット、ルーフパネルなどにより、きわめて軽量で前後重量配分も50対50を実現している。
米国ではすでに発売され、「2014北米カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、販売・評価の両面で成功を収めた。日本では同モデルを好みにカスタムした上でいち早く納車される「カスタムプレオーダーキャンペーン」が展開され、多くの受注を受けるなど、1日も早い発売が待たれている状況だった。
今回発売されたのは、「コルベット クーペ」「コルベット クーペ Z51」の2モデル。「Z51」はeLSD(電子制御リミテッド・スリップ・デフ)や冷却用のインテークを装備し、ブレーキ冷却用ダクトも加えられ、サーキット走行に適した仕様となっている。価格は、「コルベット クーペ」の6AT仕様が929万円、7MT仕様が918万2,000円。「コルベット クーペZ51」の6AT仕様が1,099万万円、7MT仕様が1,088万2,000円。
なお、すでに発表済みの「コルベット コンバーチブル」「コルベット コンバーチブル Z51」は5月24日からの販売となっている。