トヨタ自動車は14日、コンパクトカー「パッソ」の燃費を約30%向上するなどのマイナーチェンジを行い、全国のトヨタカローラ店を通じて発売した。
今回のマイナーチェンジでは、低燃費を追求し、1.0リットルの2WD車(「X "V package"」を除く)において、ガソリンエンジン登録車トップクラスというJC08モード走行燃費27.6km/リットルを実現。従来型との比較で約30%の燃費向上を果たし、エコカー減税の免税(100%減税)措置の対象となったほか、4WD車も減税対象となった。
具体的には、1.0リットル高熱効率・低燃費エンジンの搭載、減速時のエネルギーをバッテリーにためる回生機能の強化、空力性能の改善、1.0リットルの2WD車(「X "V package"」を除く)へのアイドリングストップ機能の標準装備など、多数の燃費向上技術を採用した。
デザインにおいては、ワイド感と低重心を強調したフロントバンパーや切れ長感のあるヘッドランプで、端正なフロントビューを実現したという「X」「G」のほか、丸いモチーフのアッパーグリルや、フォグランプとロアグリルを連続させた特徴的なデザインなどでかわいらしさを表現した「+Hana」の2つの個性を追求。それぞれに上級仕様の"G package"を設定し、幅広いユーザ層に対応するラインナップとした。価格は109万8,655~165万2,400円。