大阪府の泉佐野市は、平成25年11月29日まで募集を行っていた二市一町(泉佐野市・泉南市・田尻町)の、原動機付自転車のナンバープレートのデザインが決定したことを発表した。
98の応募作品の中から決定
同デザインの公募は平成26年に関西国際空港が開港20周年を迎えるにあたり、関西国際空港及びその対岸に位置する泉佐野市・泉南市・田尻町の魅力を地域の内外へ発信するために実施した。平成25年11月1日~29日の期間に募集を行い、合計で98作品の応募があったという。最年少応募者は12歳で、最高齢応募者は86歳だった。
予備選考会・最終選考会を経て「最優秀賞(プレートデザイン採用作品)」を受賞したのは、香川県の垂水秀行(たるみ ひでゆき)さんの作品。外形は搭乗チケットを模したデザインで、滑走路に隣接した海が「人工島の空港」を、海の向こうにそびえたつビル群が「都会からアクセスしやすい空港」を表現している。
垂水さんは、「地球儀は『世界とつながる空の要衝』を象徴し、着陸する飛行機には3市町に訪れる人々を歓迎する意味を込めています。他の空港にはない関空の魅力を凝縮し、老若男女を問わず受け入れてもらえるデザインを目指しました」とコメントしている。
交付は数量限定で9月頃から
優秀賞は大阪府の廣野昌司(ひろの まさし)さんが受賞した。海上ハブ空港にふさわしいイメージを表現するため、海と巨大飛行機、海上ターミナル管制塔をデザインしている。優秀作品は、大阪府の神藤正生(しんとう まさお)さん、和歌山県の北野公一(きたの こういち)さんが受賞した。
なお、新しいナンバープレートの交付は関西国際空港開港20周年にあわせて平成26年9月頃を予定している。交付予定枚数は5,000枚(泉佐野市、泉南市、田尻町合計)。交付の日時や方法などは、詳細が決まり次第ホームページや市報などで公開する。