俳優の水谷豊、成宮寛貴らが13日、東京・六本木ヒルズで行われた映画『相棒-劇場版III-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』のプレミアイベントに出席した。
同作は、連続ドラマや劇場版を製作している刑事ドラマ「相棒」シリーズの最新作。警視庁特命係の杉下右京(水谷)と3代目相棒の甲斐享(成宮)が、ある死亡事故の調査で訪れた島に隠された謎に挑む――というストーリーで、26日から全国公開する。
約2,000人の大歓声に迎えられて、会場のレッドカーペットに登場した水谷は、「このような状況を見ると、『相棒』は本当に人気があるのかもしれませんね」と笑いを誘いつつ、「最高密度のミステリーが完成しました」と自信を持ってアピール。イベントには、水谷、成宮のほか、劇場版キャストの伊原剛志、釈由美子、宅麻伸、レギュラーキャストの川原和久、山中崇史、大谷亮介、六角精児、神保悟志、小野了、片桐竜次、石坂浩二も出席し、ファンへのサインや握手に快く応じていた。
イベント終了後は舞台あいさつが行なわれ、水谷は「"相棒ワールド"へようこそ。3本とも面白いのは『ゴッドファーザー』以来です」と笑みを浮かべ、成宮は、大盛況となったイベントに「うれしかったです。ご褒美を頂いた」と大感激。トークショーでは、過酷な沖縄ロケに参加しなかったキャストたちが恨み節を連発し、水谷が「根に持ってる人がいるんですね」と苦笑いすると、成宮が「ハブ注意と書いてあって、豊さんはポケットにマングースを入れてた」とギャグを飛ばして笑いを誘っていた。
一方、島の民兵リーダーを務める伊原は、「"相棒ワールド"を壊さないように、より良いものにしようと演じました。参加できて本当に幸せ」と感無量で、伊原の右腕としてアクションにも挑戦した"相棒ファン"の釈は、「2人を乗せて軍用ジープで運転したんですが、感激よりもすごい緊張で……。バックミラーを見たら、水谷さんがすごい上下してました」とエピソードを披露。そんな劇場版キャストの話に、川原は「荒々しいことは民兵に任せて、僕たち背広組は地味に活躍してます」と控え目にアピールして笑いを誘っていた。