AKB48の岩佐美咲が11日、広島・マツダスタジアムで行われたプロ野球の広島対中日戦で、国歌斉唱と始球式を行った。
1月8日にリリースした演歌ソロ第3弾シングル「鞆の浦慕情」は、広島の観光スポットである「鞆の浦」を舞台に、大人の女性の切ない恋心を歌った曲。岩佐は、福山・鞆の浦応援特別大使にも任命されていることから、この日の国歌斉唱と始球式を務めることになった。
熱狂的なファンも多数詰めかける中、振り袖姿でホームベースに立った岩佐は、終始神妙な表情でアカペラで国歌を歌い上げた。その後、始球式に移り、下手投げでキャッチャーミット目掛けて力いっぱい放った。終了後、「AKB48のメンバーでは初めて国歌斉唱をやらせてもらえてすごくうれしかったです」と興奮気味の岩佐。「緊張した」という始球式は、練習をした上で本番に臨んだそうで、投球フォームの理由を「着物って、肘が見えると美しくないと言われて、下からのほうがいいかなと思って下から投げました」と明かした。
また、同事務所の先輩である水森かおりからのアドバイスを「『私も国歌斉唱も始球式もやったことがあるから大変さがすごくわかるから頑張ってね』と言って、歌のアドバイスもしてくださったので、それがすごく心強くて、そのアドバイスを胸に頑張れました」と振り返り、自身の投球を「でも、へなちょこでしたね」と評価。「100点ということにしておきます(笑)」と自己採点し、「これで試合が盛り上がってくれればいいなと思います」と笑顔を見せた。
その後、ファンとの握手会も行い、「今回の新曲は、福山市の鞆の浦を舞台にした曲なので、広島県の皆さんにたくさん応援していただけるように、そして、いろんなところでこの歌を歌って鞆の浦のいいところを広めていけたらいいなと思います」と同曲に込めた思いを語っていた。