日本銀行は11日、2013年度平均の企業物価指数(速報値、2010年=100)が前年度比1.9%上昇の102.4となったと発表した。上昇は2年ぶりで、伸び率は2008年度(3.1%)以来、5年ぶりの水準となった。

輸出物価指数は、契約通貨ベースでは前年度比2.1%低下の99.2で2年連続の低下、円ベースでは同10.3%上昇の108.1で2年連続の上昇。輸入物価指数は、契約通貨ベースでは同1.5%低下の113.0で2年連続の低下、円ベースでは同13.5%上昇の125.0で4年連続の上昇となった。

日本銀行は併せて2014年3月の国内企業物価指数を発表。それによると、3月の国内企業物価指数は前年同月比1.7%上昇の102.8となり、12カ月連続で上昇した。前月比では0.0%の横ばい。業種別の前年同月比を見ると、全23業種のうち、13業種で上昇、10業種で低下した。

輸出物価指数は、契約通貨ベースでは前月比0.3%低下、前年同月比2.7%低下の98.6、円ベースでは前月比0.2%低下、前年同月比2.3%上昇の109.1。輸入物価指数は、契約通貨ベースでは前月比0.4%低下、前年同月比1.5%低下の113.4、円ベースでは前月比0.2%低下、前年同月比4.4%上昇の127.4となった。