富士通が子会社のニフティの売却手続きに入ったとする一部の報道を受け、富士通は10日、売却手続きに入った事実はないとする公式コメントを発表した。

富士通の公式コメントでは、「本日、当社連結子会社の事業売却に関する一部報道がありましたが、当社が発表したものではありません。様々な可能性を検討しておりますが、「売却する手続きに入った」事実はありません」としている。

公式コメントでは、ニフティの売却手続きに入ったとする事実については否定したが、報道機関各社の「富士通がニフティの売却を検討している」とする報道を明確には否定しなかった。本件について同社広報部に聞いたところ「日々、様々な事業について、様々な検討を行っている」との回答を得た。

なお、2013年3月末段階において、富士通はニフティの筆頭株主で66.59%の株式を保有している。