日本銀行は10日、2014年3月の貸出・預金動向(速報)を発表した。それによると、銀行(都銀等、地方銀行、第2地方銀行)の貸出平均残高は前年同月比2.3%増の413兆7,383億円となった。前年を上回るのは29カ月連続。伸び率は前月と比べて0.1ポイント縮小した。
業態別に見ると、大手銀行など都銀等の貸出平均残高は前年同月比1.3%増の201兆5,126億円、地方銀行は同3.4%増の167兆5,206億円、第2地方銀行は同2.4%増の44兆7,051億円となった。
信用金庫の貸出平均残高は前年同月比0.9%増の62兆5,148億円。銀行と信用金庫の貸出平均残高の合計は同2.1%増の476兆2,531億円となった。
外国銀行の貸出平均残高(円貸出)は前年同月比8.8%増の2兆2,070億円だった。
一方、預金(実質預金と譲渡性預金(CD)の合計)の平均残高は、都市銀行、地方銀行、第2地方銀行の合計で前年同月比3.1%増の598兆9,647億円。伸び率は前月比で0.4ポイント低下した。
業態別では、都市銀行が前年同月比2.5%増の296兆5,888億円、地方銀行が同3.8%増の240兆1,970億円、第2地方銀行が同3.0%増の62兆1,789億円となった。