春は就職や転職など新生活が始まる季節。「出会い」の季節でもあるが、その第一印象を左右する重要な要素は「ニオイ」であるという調査結果が出た。ニオイ対策の重要なポイントとは? 専門家の意見も交えて紹介したい。
女性の6割は第一印象で「ニオイ」を重要視
P&Gの衣料用洗剤アリエールは、20~40代の会社員600名を対象に、どのような要素が第一印象の形成に影響を与えるかについて調査した。すると、男性の33.3%、女性では57.7%が「体臭などのニオイ」と回答。第一印象において、男女問わずニオイは重要な要素のようだ。
「春はニオイの季節」専門家は指摘
そこで、体臭の原因にもなる「汗」について、医学博士で多臭多汗研究所所長の五味常明先生に話をうかがった。五味先生によると、汗によるニオイに最も気をつけなくてはならない時期は、汗をかきやすい夏ではなく春であるという。
「その理由として『汗腺機能の低下』が挙げられます」と五味先生は語る。汗を分泌する汗腺は冬の間はあまり使われないため、春は一年で最も汗腺機能が低下しているためだ。五味先生は「汗腺機能が低下すると、水分量が少ない、ニオイの強い汗が出ます。春は『ニオイの季節』といってもいいでしょう」と春の汗の特徴について解説した。
さらにもう一つの理由として五味先生は「精神性発汗」を挙げている。転職、就職など緊張を伴う新生活は汗をかきやすい環境で、ストレスにより大量に出た汗は「脂性」の成分を含むニオイが強い汗となる。「汗腺機能の低下」と「ニオイの強い汗が出る精神性発汗」が重なり合うため、春は汗によるニオイケアが重要な季節と言える。
有効なニオイケアのためにはどのような点に気をつければよいのだろうか? 五味先生は、ニオイ対策の一つとして"衣服の洗濯"を挙げている。「まず、衣服にしみ込んだ汗や脂などのニオイ成分をしっかり洗濯で落とし、清潔に保つことが大切。また、防臭効果のある柔軟剤などで衣服自体に防臭効果を持たせることも有効です」と語った。
漂白剤なしでもニオイ成分を落とす「アリエール」
ニオイ成分である汗や脂が染み込んだ衣類の洗濯には、漂白剤なしでも汚れやニオイ成分を落とす「アリエール」がおすすめだ。3種類の界面活性剤をバランスよく配合しているため、汚れはもちろん、男性特有の皮脂汚れが原因の「男脂臭」 まで落とすことができる。防臭効果のある柔軟剤「レノアプラス」を洗濯の仕上げに使用すれば、防臭効果をより高められる。
そのほか、汗のニオイを防ぐアイテムとして、消臭加工を施した衣類や、布用の消臭スプレーなどがある。春のニオイケアのために、使い分けてみてはいかがだろうか。