JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9日、Adobe Flash Playerの脆弱性(APSB14-09)に関し注意喚起した。米Adobe Systemsが現地時間8日に公開した4月の月例更新プログラムを受けたもので、該当の脆弱性を悪用した場合、第三者が細工したコンテンツによりFlash Playerの不正終了や任意のコード実行などが行える。
対象の製品およびバージョンは下記の通り。このうちWindowsおよびMac向けは、優先度が最高の「1」となる。下記のほか、Google ChromeやInternet Explorer 10/11にインストールされているFlash Playerも影響を受けるが、最新のGoogle ChromeおよびInternet Explorer 10/11にアップデートした場合、自動的に最新版のFlash Playerが適用される。
- Adobe Flash Player 12.0.0.77およびそれ以前(Windows/Mac)
- Adobe Flash Player 11.2.202.346およびそれ以前(Linux)
- Adobe AIR 4.0.0.1628およびそれ以前(SDK含む)
最新の更新プログラムは下記の通り。
- Adobe Flash Player 13.0.0.182(Windows/Mac)
- Adobe Flash Player 11.2.202.350(Linux)
- Adobe AIR 13.0.0.83(SDK含む)
バージョンの確認は「Adobe Flash Player:Version Information」から、アップデートはFlash PlayerのFlash Playerダウンロードセンターから行える。