ピンタレスト・ジャパンは7日、「ファッション」カテゴリ強化の一環として、「VOGUE JAPAN」とのコラボレーションを発表した。ピンタレスト上に「VOGUE JAPAN」の公式アカウントを設置するなどの試みを行う。本稿では、発表会で明かされたピンタレストの現状と今後の展望について触れていく。

共同創業者兼CEOのベン・シルバーマン氏

記者発表会では今回の「VOGUE JAPAN」とのコラボ以外にも、ピンタレストのこれまでの歩みや今後の展望などが、共同創業者兼CEOのベン・シルバーマン氏、及びピンタレスト・ジャパン株式会社代表取締役社長の定国直樹氏から語られた。

「VOGUE JAPAN」や農林水産省とコラボレーション

ピンタレストが日本に上陸してから、4カ月が経った。それ以前からアーリーアダプターはピンタレストを使っていたが、日本法人を立ち上げ、ローカライズしての本格上陸は、昨年11月のことだ。

ピンタレスト・ジャパン代表取締役社長・定国直樹氏

「日本版リリースからの4カ月間でアクティブユーザーは50%アップした」と現状を述べるのは、ピンタレスト・ジャパン代表取締役社長の定国氏。ユーザー数などは非公開だが、成長スピードは加速していると胸を張る。

日本でのアクティブユーザーは4カ月間で50%アップ

また、「数字は大事だが、良いコミュニティを作っていくことの方がより大切」とも言う。「まだ始めてから間もない日本市場だが、ようやくコミュニティができ始めているので、まずはそこにフォーカスしていきたい。興味を持っているのは、モバイルアプリの使い方。日本のユーザーは地下鉄で常に携帯を見ているので、アプリをどう使ってくれるか興味深い」(シルバーマン氏)。