タカラトミーは7日、次世代エンターテイメントロボット「OMNIBOT(オムニボット)」シリーズ2製品を発表した。第1弾はジェスチャーで操作できる人型ロボット「Hello!MiP(ハローミップ)」と、言葉に反応する犬型ロボット「Hello!Zoomer(ハローズーマー)」の2種類。6月より展開する。
発売日は「Hello!MiP」が6月21日、「Hello!Zoomer」が7月26日。希望小売価格はいずれも税別15,000円前後。
「Hello!MiP」は、ジェスチャーで操作する2輪走行のロボット。手のひらをかざすジェスチャーで走行や旋回、停止などのコントロールが可能。倒立振り子センサー(Mobile Inverted Pendulum)の搭載で物を持たせてバランスを取れる「バランスモード」、胸部のスピーカーから音楽を流して踊る「ダンスモード」、障害物を避けながら自由に走行する「自由走行モード」、動きの指示を50個まで覚える「学習モード」、逃げるMiPの進路を遮り方向を変化させて遊ぶ「逃走モード」、指示を待つ「待機モード」の7モードを備える。
また、専用アプリでiPhone/iPadやAndroid端末と連動させ、ご飯をあげたり踊らせたりすることも可能。iOS版アプリの対応OSはiOS 7.0以降で、Android版は4月末より配信予定。本体サイズはW130×D70×H190mm、重量は約350g。対象年齢は8歳以上。電源は単4形アルカリ乾電池4本。
「Hello!Zoomer」は、音声認識機能の搭載で言葉に合わせて駆動する小型犬ロボット。対応する言葉は英語が15語、日本語が30語以上。傾きセンサーや赤外線センサーの搭載で、仰向けに寝転がったり手やボールの動きを追ったりできる。
デザインモチーフはダルメシアン。同じ柄のない本物の犬を意識して1万種類以上のプチ模様を用意したという。目の部分は液晶表示で、嬉しいときはハートマークなど状況に応じて表示する。
搭載モードは、「おすわり」や「ふせて」などの言葉でしつけをして遊ぶ「ドッグトレーナーモード」、「ただいま」など話しかけて遊ぶ「フレンドリーモード」、英語で話かけて遊ぶ「英語モード」の3モード。
本体サイズはW280×D200×H180mm、重量は約520g。対象年齢は6歳以上。電源は内蔵リチウムイオン充電池で、連続駆動時間は20分。充電時間は1時間。
同社は1984年より同名の家庭用ロボット「OMNIBOT」シリーズを展開してきた。今後オリジナル開発のロボットを順次展開し、シリーズ全体で2014年度で20億円、今後3年間で50億円の市場規模を目指す。