アドビシステムズは8日(米国時間)、写真編集ソフトウェア「Adobe Photoshop Lightroom」のiPad版アプリ「Adobe Lightroom mobile」の提供を開始した。App Storeより無料でダウンロードできるが、利用にはCreative Cloudのサブスクリプション契約が必要。30日間の無償体験版も用意される。

Adobe Lightroom mobile

「Adobe Lightroom mobile」は、RAW画像の編集やスマートプレビュー機能など、iPadでLightroomの機能が使用できるアプリ。

カメラロールの画像を自動的に読み込みCreative Cloud経由でPC版Lightroomカタログと同期したり、Webブラウザ経由で同期した写真を閲覧したり、RAW画像の非破壊編集などが可能。加えて、編集作業やメタデータやコレクションの同期機能や、オフライン時でも写真を編集できる「オフラインモード」機能なども備える。

画像編集時の元画像はPC側に保存され、iPad側には保存しない。iPad側では元画像のスマートプレビューを作成・編集し、別途PC版とiPad版で同期することで、元の画像に変更が反映される。対応ファイルはRAW/JPEG/PNG。

アプリの利用には、次に挙げるAdobe Creative Cloudのサブスクリプション登録が必要。利用対象は、月額980円のPhotoshop 写真家向けプログラムのほか、月額980円からのAdobe Creative Cloud通常版(個人版、グループ版)、月額1,980円からのAdobe Creative Cloud学生・教職員版。

対応機種はiOS 7以降を搭載したiPad 2以降のiPad。アプリサイズは41.6MB。対応言語は日本語のほか、英語、フランス語、ドイツ語。なお、Android版およびiPhone版は開発中となる。