ニコンは、ミラーレスタイプのレンズ交換式デジタルカメラ「Nikon 1」シリーズの新モデル「Nikon 1 V3」を4月17日に発売すると発表した。
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2014年3月に発表された「Nikon 1」シリーズの新モデル。3月の製品発表時には4月発売とされていたが、今回正式に発売日が決定した。
新たな特徴として、AF追従で約20コマ/秒の高速連写が実現されており、動く被写体を撮影する際に威力を発揮する。そのほか、「Nikon 1 V」シリーズの特徴だったEVF(電子ビューファインダー)がオプション扱いとなり、撮像素子が「Nikon 1 V2」の有効1,425万画素から有効1,839万画素となった。画像処理エンジンも「EXPEED 3A」から新開発の「EXPEED 4A」に進化し、ノイズの低減や高速な画像処理を可能にしている。
主な仕様は、マウントがニコン1マウントで、撮像素子が有効1,839万画素の1型(13.2×8.8mm)CMOSセンサー、対応感度がISO160~ISO12800、シャッタースピードがメカニカルシャッター使用時で1/4,000~30秒、電子シャッター使用時で1/16,000~30秒となっている。背面のモニターは3型・約104万ドットの液晶方式。
価格はオープンで、パッケージは本体のみのものと、交換レンズ「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」が付属する標準パワーズームレンズキット、標準パワーズームレンズレンズのほか電子ビューファインダー「DF-N1000」とグリップ「GR-N1010」が付属するプレミアムキットの3タイプが用意される。
推定市場価格は本体のみが90,000円前後、標準パワーズームレンズキットが100,000円前後、プレミアムキットが135,000円前後(すべて税込み)。
電動標準ズームレンズも同日発売
なお、Nikon 1 V3のレンズキットに付属する電動標準ズームレンズ「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」も、4月17日に発売されることが発表された。
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1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOMはニコンCXフォーマット向けの電動ズームレンズで、沈胴機構により電源オフ時は最大径が約58mm、全長が28mmとコンパクトな状態になる。質量は約85gだ。また、電動レンズバリアーを備えており、使用しない際にレンズキャップを取り付ける手間を省けるようになっている。
主な仕様は、焦点距離が10~30mm(35mmフィルム換算時:27~81mm相当)、開放絞りがf/3.5-5.6、最小絞りがf/16(ズーム全域)。レンズ構成は7群9枚(非球面レンズ4枚、EDレンズ1枚)で、絞り羽枚数は7枚(円形絞り)。画角は77~29.4度で、最短撮影距離は撮像面から0.2m、最大撮影倍率は約0.2倍(35mm換算:約0.55倍)となっている。シャッタースピード4段分の補正効果を有するVR(手ブレ補正)機能を搭載する。