米Seagate Technologyは7日(現地時間)、エンタープライズ向け大容量3.5インチ・ハードディスクドライブ「Seagate Enterprise Capacity 3.5 HDD v4」を発表した。第8世代のドライブテクノロジを採用しており、ニアライン向けの6TB HDDで世界最速とアピールしている。

Seagate Enterprise Capacity 3.5 HDD v4は、12Gb/s SASまたは6Gb/s SATAをサポートし、1TBから6TBの容量を選択できる。ディスク回転数は7200rpm、キャッシュ容量は128MBで、最大連続転送速度ODは216MB/s。Seagateによると、競合製品を最大25%上回る性能を発揮する。

デスクトップHDDの最大10倍、最大550TB/年というエンタープライズクラスのニアラインワークロードをサポート。24時間365日フル稼働時の年間故障率 (AFR)は0.63%。T10およびT13準拠の電力管理基準を満たし、最適なエネルギー使用に合わせてシステムを調整して、最高90%以上の節電を実現できる。データ保護は、Seagate Instant Secure Eraseテクノロジを搭載したSED(Self-Encrypting Drives)モデルまたはSED FIPS 140-2オプションから選択可能。

すでにクラウドパートナーと再販業者向けの出荷が始まっており、また今春に同ドライブを搭載したSeagateのストレージ製品が登場する予定だ。