フューレンコーディネートはNuForceの位相同期型クワッド・ドライバーイヤホン「Primo 8」を発表した。発売は4月30日。希望小売価格は53,000円(税別)。
Primo 8は、BA(バランスド・アーマチュア)ドライバーを4本搭載するイヤホン。4本のうち、低域部分を受け持つ2本のユニットは、同一軸上にタンデム動作するように配置。低域ユニットの高調波歪が約75%低減されている。
ネットワークには、クロストーク漏れを防ぐ目的でButterworth(バターワース)フィルター設計を活用。ハウジング内の限られたスペースに構築された、最小点数の小型素子によるネットワークで、濁りのない再生を実現している。
ケーブルはケブラーコアを中心に、銀拠り線、アイソレーション層、OFC拠り線、ポリマー被覆という構造で、断線に強く高い伝送性能を持つ。また、左右チャンネルに独立したグラウンドを持つことで、チャンネル間のセパレーションを向上させている。
インピーダンスは38Ωで、再生周波数帯域は18Hz~22kHz。低格出力は2mWで、最大出力は5mWとなっている。能率は118dB±3dBで、最大入力は123dB S.P.Lだ。ケーブルは130cmで、マイク付きとマイクなしの2種類が付属する。質量は19.3gだ。
イヤーチップは、シリコンイヤーチップが4サイズで、コンプライフォームイヤーチップが2サイズで、各サイズとも2ペアずつ付属する。
なお、Primo 8は2013年10月に開催された「秋のヘッドフォン祭2013」のNuForceブースに参考出展されていた。