ファブレスメーカー事業とクリエイティブ事業を手掛けるブラシナはこのほど、「年をとったと感じる現象に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、都市部(札幌市・東京23区・名古屋市・大阪市・福岡市)在住の30代以上を対象として、3月13日~18日にインターネット上で実施。400名の調査モニターから回答を得た。

老化を感じる現象、男性は「体力」、女性は「肌」が1位

女性は白髪よりも「肌トラブル」に年齢を感じる傾向

「どういった現象で年をとったと感じるか」を聞いたところ、「白髪」で年をとったと感じるという回答が、男女総合するともっとも多い結果となった。しかし男女別に見てみると、女性で最も多いのは「肌トラブル(シミ・シワ・たるみ等)」の54.0%で、男性回答者の約5倍の高率となった。また、男性でトップとなったのは「体力の衰え」だったが、「加齢臭」についても、女性との比較で差が目立った。

老化対策と喫煙習慣に関係ありか

喫煙習慣によって老化対策への取り組み率が異なる

自身が「年をとった」と感じる現象について、「何かしらの対策をしている」人は34.0%、「していない」人は66.0%で、対策をしない人が多い結果となった。また、「対策している」人と喫煙習慣との関係性を見てみると、喫煙しない人と1日20本以上のタバコを吸う人では、喫煙しない人のほうが18.6ポイント高い割合で「対策している」との回答が得られた。

加齢への対策は外側から、の傾向

身体の外側から対策をしている人が4割

「何かしらの対策をしている」人のケア方法を見てみると、「専用の化粧品などを使用する」ことで外側からケアをする方法が39.0%。次いで、「食生活の改善」など生活面から対策を行う割合が27.1%で、サプリメントや栄養剤などを服用する対策方法をとる人の割合を5ポイント程度上回る結果となった。

「価格」「知識」の影響で対策をとらない人も多い

また、「対策をしない」人に理由を聞いたところ、「面倒、時間がない」などの回答が最も多かったが、「価格が高い」など商品の価格がネックになる場合や、「対策法がわからない」などの回答も全体の約11~17%程度得られた。

実年齢より上に見られる人と喫煙習慣にも関係ありか

家族のシャンプーなどを拝借する男性は老けて見える率が高い

「自身の年齢は実年齢と比べてどのように見られるか」のアンケートデータより、「実年齢より年上に見られる」人と回答した人と喫煙習慣との関係を見てみると、非喫煙者は全体の5.0%だったのに対し、1日20本以上の喫煙習慣のある人はその倍以上の10.5%という結果となった。

また、同居人がいて、自身専用の化粧品(シャンプーやボディソープ等)を使用している男性と使用していない男性では、自身専用化粧品を使用していない男性の方が、「実年齢より年上に見られる」率が約4ポイント高いこともわかった。

男性は異性の視線が、女性は同性の視線が気になる

配偶者からよりも他人の目のほうが気になる

「年をとったと感じる現象について、どんな方の目が気になるか」との質問に対しては、女性では61.0%が「同性の友人」と答え、男性の25.0%を大きく上回った。一方、男性は「異性の友人」が30.0%となり、女性の16.5%を上回った。さらに「異性の同僚」についても女性を11ポイント上回る結果となり、同性の目を気にする女性に対し、男性は異性の目を気にする傾向があった。「恋人」と回答した人は男女ともに少なかった。

若く見られるには、肌の手入れが必須か

若く見えるかどうかに「肌」と「スタイル」が影響

「身の周りに実際の年齢より若く感じる異性の特徴はあるか」を聞いたところ、「肌がキレイ」が男女ともに最も多い回答だった。特に女性については、自身が「年をとった」と感じる現象でも「肌トラブル」が一番高い割合となったように、人が感じる「若さ」と「肌」は、深く関係していることがうかがえた。また、「スタイルの良さ」についても、若さの特徴として、男女ともに多くの回答が得られた。